あまねく全ての功罪を秤にかけ、必要とあらばこれを糺す美しき天使・マルグレア。
相手が犯した罪状をつぶさに数え続ける彼女は、その罪の重さで相手を拘束し、無力化するのみならず、自らが恐ろしき審判者・断罪者となって剣を振るう。
その力を目の当たりにした罪人は、己が死を持って悔い改める事となるのだ。
テリトリー「審判の神殿」
姿を見せぬ神王・オーバーロードがもたらす福音を「審判と裁き」であると考え、天秤を祀る彼女の神殿。
それは彼らの神聖なる行いを妨げ、害をなす者どもの罪を数え、審理を行い、積み重なった咎をもって罪人たちの存在自体を消し去る、恐るべきテリトリーだ。
「正義」とは強者が振りかざす大義である。
異世界より現れた翼あるものたちが声高に叫ぶ「正義」の言葉に、人は何を思い、どんな反応を見せるのだろうか。