2021年12月3日発売のブースター2弾から2ヶ月。
第二回ビルディバイドTCG大型公式大会「ディバイドバトル 1stセッション中部エリア」が名古屋会場にて開催された。
昨今の感染状況を鑑みて、全卓に飛沫防止板・消毒液を設置をし、常時換気や声出しの禁止をするなど、かなり入念な感染対策が行われていた。
朝日の眩しい冬の早朝に、参加者180名弱が集合。
では早速、予選7回戦+決勝3回戦という長期戦の様子を、まずはデータから分析していこう。
予選・デッキ分布
追加されたブースター2弾のカードの中で、特に使用率の高かったものは以下の通りだ。
そして決勝トーナメントへ
変遷する第2弾環境を勝ち抜いた猛者たちが彼らだ。
環境を牛耳っていた『烈火の逆鱗 バドラトス』&『猛焔竜 グラナディガ』の不在。
それとは打って変わって、予選ラウンドでは5人のみだった『審判の神殿』が3名通過しており、関東エリア大会からこんなにも環境が変わるものかと正直、驚きを隠せなかった。
【決勝トーナメント1回戦】
ここで印象的だったのは、すこさんときなこさんの白黒マルグレア/審判の神殿の同色、同テリトリー対決。
ミラーマッチということでお互いの手の内も分かったうえでの1手1手が勝敗に左右されるという、手に汗握るコントロールデッキ同士の激戦であった。
EXターンを迎えての長期戦、もうすぐ双方山札切れという状況の中、執念で勝利を収めたのはすこさんの白黒マルグレアだった。
【決勝トーナメント2回戦】
2回戦で注目したのは、こーでぃさん(レベッカ)とHARUさん(マーギュリス)の戦いだ。
どちらも除去とリソース確保に長けたデッキだが、マーギュリス側は『瘴気の魔宮』の効果を使ったバトルでの消耗戦をメイン戦術に据えており、
逆にレベッカ側はコマンドや『地下武装庫 アーセナルフォート』での直接的なユニット対処を得意としている。
お互いのユニットがほとんど生き残らない過酷な戦場を制したのは、勘所をコマンドで上手くいなしたレベッカのこーでぃさんであった。
【3位決定戦】
黒青マーギュリス対白黒マルグレアの対戦。
どちらも今大会において大躍進を遂げた、メタゲームの勝者と言ってよいデッキだ。
盤面整理と盤面形成、対照的なデッキの勝者は『痛み分け』や相手のユニットへのダメージすらも軽減する等、白のギミックを十全に駆使したマルグレア側となった。
最後に
……と言う所で、ディバイドバトル中部エリア大会のレポートは終了。
今回の大会も、朝の気温が氷点下というこの冬一番の冷え込みの中、大勢の参加者が集まったことは、この先のイベントにも希望が持てたと感じている。また、参加者がみな積極的に感染対策に協力していた姿は称えるべき光景だった。
素直にメタゲームの環境が大きく変わる事は、どのデッキにもチャンスがあり、私も1人のプレイヤーとして嬉しい。
今回の大会で満足いくプレイができた人、できなかった人、どちらもTCGというツールと通して一喜一憂している様子はとても有難く刺激的な大会であった。
次回もまた、よかった!楽しめました!と言いたくなるようなイベントの企画・運営を、公式サイドには引き続き期待していこう。
『レディー・ビルドディバイド!』
(イベントレポーター:みるめ)