テノス、グラドの両大国に与しない東の小国・ロナク。
独自の政治形態・文化圏を構築するこの国には、異能の力を振るう超兵集団が存在し、その兵士たちの中でも更に色濃く竜丹を発現する9人を「九頭竜(くずりゅう)」と呼ぶ。
その九頭竜の1人に数えられる少女・アイリスは単騎で戦況を変化させる程の卓越した戦闘力を持っており、司令部はその力に期待して、彼女と彼女が指揮する部隊に命を下した。
曰く「次元の門を越え、母国に資源と栄光をもたらせ」と───。
テリトリー「破導器・応竜」
かつて、対竜戦役には直接参加しなかったロナクが、戦場で掠め取った機竜の遺骸を元に創り出した異能の力「竜丹」。
その力を高める増幅器の役目を果たすのが「破導器・応竜」である。
超兵1人1人が持つ竜丹の力は、か細く頼りないが、この異形の装置によってオーラを増強し、文字通り、少女たちを“超能力”を振るう生物兵器へと変えるのだ。