2022年4月30日、京都パルスプラザ 大展示場にて、ビルディバイド 第2回 ファンミーティングが開催された。
前日の豪雨を感じさせない気持ちの良い晴れ間の中、数多くの方々に参加していただき、壮大に盛り上がったイベント内容を当日の熱気が届くよう伝えたい。
オープニング
イベントの開催を告げる、ステージのオープニングではMCに高野光平さんを迎え、そうそうたるメンバーがステージに上がると拍手の喝采で始まる。
蔵部照人役の上村祐翔さん、晩華桜良役の渡部紗弓さん、ビルディバイド宣伝部長の坊やさん、キャンペーンガールのりなさんが登壇。
キャストの方々からは新シーズンのアニメ「-#FFFFFF-(コードホワイト)」開始の興奮冷めやらぬ内容とファンミーティング2回目の開催の喜びを伝えてもらい、惜しくも今回参加できなかった笠原プロデューサーからもビデオメッセージがあり、会場はイベントを盛り上げるぞ!という熱気で包まれた。
キャンペーンガールりなさんに至っては、「腕試しコーナー」用のお手製デッキをたくさん組んで来たとのことで、参加者の皆さんとともにファンミーティングを楽しみ尽くす姿勢。
最高のオープニングで始まり、これから始まる数多くのイベントにも期待が高まった。
それでは、各イベントを項目ごとに紹介しよう!
カードバトルイベント
【最強エース決定戦】
このバトルは今回のファンミーティングイベントの中でも最も挑戦的な試みで、各エースごとにトーナメントを行うという、ミラーマッチ前提の種目だ。
プレイヤーが思い入れのあるエースと共に、同じ境遇のプレイヤーたちと、我こそが最強と信じぶつかり合う。
相手の手の内が分かりやすいという側面もあるが、それはお互い様。
同エース対決であることを前提として構築段階から対策を施し、意気衝天で臨むプレイヤーも数多くみられた。
「第一回・最強エースの使い手」であることを示すイラスト入り景品も豪華な仕様で、他に代えがたい名誉ある一点物であった。
今回、参加できなったプレイヤーもぜひ次こそは最強のエース使いを目指してほしい。
【ガンスリンガー】【ミニトーナメント】
ひっきりなしに猛者たちとバトルすることができる、まさに闘技場といっても過言でもない場所、それがガンスリンガー&ミニトーナメントだ。
様々なエースカードが活躍し、複数回参加ももちろん可能であるため、次回のディバイドバトル 1stセッション 関西エリア大阪の手ごたえを確かめに来たプレイヤーも多くいたのではないだろうか。
一日を通して最終的に計650戦ものバトルが行われ、常に大賑わいであった。
【タッグバトル】
タッグバトルはアニメ「-#FFFFFF-(コードホワイト)」でも最新話で披露されていたり、公式の対戦動画でも話題になったスタイルの一つで、2対2のタッグチーム戦だ。
味方を助けながらコミュニケーションを交わしつつ戦う姿は、アニメのような対戦模様があり、笑いや悔しさ、タッグ特有のダイナミックさなどは、観戦しているこちらも夢中になれるほどであり、ビルディバイドの新たな楽しみ方の一つだと感じた。
また貸し出しデッキも用意されていて、少人数単位でも楽しめることが相乗効果を呼んだのか、最終的には貸出デッキが足りなくなるほどの盛況だったので、まだタッグバトルを体験したことのないプレイヤーはぜひ一度参加してほしい。
【次元間戦争】
この次元間戦争も今回のファンミーティングからの新しい試み一つで、参加プレイヤーは自分の信じる色の単色デッキを駆使し、他の色、つまり他の次元のプレイヤーと熱い戦いを繰り広げるコーナーだ。
このコーナーもデッキ自体を貸してくれるシステムとなっており、当日にデッキが無くとも気軽に参加できるようにという仕組みが見受けられた。
まるで運動会の玉入れの弾を数えているかのような、最後にチップ数を比べ合う瞬間では、同志たちと一喜一憂し、そして色の垣根も超えて参加者たちはお互いを讃え合っていた。
【体験会】
・「鬼滅の刃」タイアップスターティングデッキ先行体験会
5月13日発売の『タイアップスターティングデッキ「鬼滅の刃」』を使った、現在全国の各ショップでも行われている先行体験会を、このファンミーテングでも体験できる。
ビルディバイドが好きな方はもちろん、「鬼滅の刃」を入り口に初めて参加される方もいたようで、ティーチングスタッフがじっくりわかりやすく、一から教えてくれる。
そもそもカードゲームのイベント自体が初参加という方もおり、初々しく楽しんでいる姿をみていると、ビルディバイドを知らない方々にももっと触れてほしいと思いつつ、更なる発展の可能性を感じた。
・トライアルキャラバン-ファンミーティング版-
こちらは筆者もイベントに参加させてもらったが、もちろんこっちもスタッフのお兄さんが世界観からカードルールまで解りやすく丁寧に教えてくれた。
ルール解説が終わると実際に4弾のスターティングデッキのエース「九頭竜・羽ばたく者 アイリス」と「浄火の化身 パルハドーラ」のバトルを体験できる。
とはいえ筆者は経験者、勝てて当たり前かな?などと考えていたのだが、何が起こるか分からないのがビルディバイド。
その後筆者がどうなったかはご想像にお任せするが、笑いもあり、初心者・経験者どちらも十分に楽しめるコーナーであった。
【出来デッキ体験コーナー】
ここは上村祐翔さん・田丸篤志さんが特番「ビルディバイド -#REAL-」で使用されたデッキや、アニメで主要キャラが使用したデッキを展示してあるスペースであった。
実際にデッキを手に取り対戦できるので、アニメのキャラになりきりプレイ!などで参加してみても面白いかも。
【腕試しコーナー】
お馴染みの開発スタッフに挑戦できる場所、今回はかなりの長時間開催されており、常に挑戦者が列をなしていた。
キャンペーンガールりなさん、開発D、ゲームデザイナー中尾さんの各々が作ったデッキとバトルできる。
りなさんは新エース「九頭竜・羽ばたく者 アイリス」デッキを主軸に複数のデッキ、開発Dはなんと各色のデッキを用意、中尾さんは「青赤メギドラグ」や「英霊たちの祭祀場」などのユニークなデッキを使用していた。
プレイヤーの方々とカードの効果だけでなく世界観などの会話を楽しみながらプレイしている様は、開発側とユーザー側だけではないTCGの本質的な素晴らしい部分が垣間見えた気がする。
ステージイベント
オープニングで盛大に盛り上がったステージイベントに引き続き、MC高野光平さん、キャストに上村祐翔さん、渡部紗弓さん、
更に棟梨 ひより役 古賀葵さん、 蔵部 菊花役 芹澤優さん、円城 直光役 田丸篤志さんが加わり、より豪華なステージが開催!大きな拍手が会場を満たした。
その中でも印象的なコーナーをいくつか挙げていこう。
まずはオリジナルカード考案だ。特に印象に残ったのは、上村さんのイラスト付きオリジナルのブルーム。イラストの背景にもしっかりと意味があり、細かい設定もさすがの一言であった。
続くパックカード開封大会では、田丸さんが神引きを見せる中、負けじと古賀さんが追いパック開封、結果は……SR「滅びゆく深淵の妃 アーゼルダ」!!で拍手喝采。
さらにキャスト同士がアニメ同様、チームを組みタッグバトルというイベントでは、時間内に終わらないほどの熱戦で、続きがやりたいという程に盛り上がっていた。
物販やイラストレーターサイン会など
【物販コーナー】
物販コーナーではこれまでに発売された商品はもちろんのこと、この会場で初出しのアクリルスタンドや缶バッチなどが購入できた。
さらにはここで購入したものにガラガラ抽選会の引換券が付いてくる、あまりにもお得過ぎるコーナーとなっていた。
【ガラガラ抽選会/命運の遊技場チャレンジ】
ガラガラ抽選会ではプレイマット、クリアファイルなど豪華景品が揃っており、お祭り気分を味わえるコーナー。
命運の遊技場チャレンジではその名の通りバスターに見立てたカードを数多く引ければ、良い商品が当たるという運試し、筆者がやっていればバスター2枚は引けていただろうか……ともあれ、実際のカードゲームに合わせた催し物は心躍る。
【イラストレーターサイン会】
ikuyoanさん、hippoさん、ヤナギリュータさんによるサイン会で、代表作の色紙にサインをしてくれるというファンならば喉から手が出るほど参加したくなるコーナーだ。
イラストレーターさんの方たちもファンの方へ、感謝を伝える会話が聞こえてくるほどに素晴らしい雰囲気で行われていた。
【展示コーナー】【飲食コーナー】
これまでの各エース・アニメキャラクターのパネルが勢揃いし、また発行されている全カードが展示されていた。
近寄ってみると想像以上に大きく迫力がある。素晴らしいイラストと大きさで写真映えするので、思わず記念撮影したくなるコーナーであった。
そしてそのとなり、腹が減っては戦ができぬ、というような参加者たちの休息の地が飲食コーナー。
筆者もライスコロッケが気になって仕方がなかった。
クロージング
エンディングとなるクロージングでは、再びメインキャスト3名と坊やさんが登壇。
ここでは各イベントの功績が表彰され、キャストから優勝した人達への称賛コメントなどがあり、ビルディバイドへの愛と情熱に溢れるステージとなった。
またブースターパック第5弾『蒼き鳥は飛翔し、黒き豹は咆哮す』の青の新エース「九頭竜・使役する者 カミーリア」とその新テリトリー「創霊器・青鳳」が初公開されるとキャスト、ユーザー共にその効果に驚き、
これから公開されるカードを含め期待に胸を膨らませた。ブースターパック第5弾の情報は公式ツイッターの方でも随時公開中なので、ぜひチェックして頂きたい。
その後メインキャストからの一言、田丸篤志さんに至っては「週一回各地でファンミーティングしましょう」と言っていただけるほどに好評だったようだ。
毎週開催はともかく、こうしてビルディバイド 第2回 ファンミーティングは大盛況の中、幕を閉じた。
これからも続々とイベントが開催され、またブースターパック、タイアップブースターも発売されていくビルディバイドへの期待が膨らむ、充実したファンミーテングであった。
ユーザーの声も公式サイドにきっと励みになるので、筆者も引き続き応援していこうと思う。
(イベントレポーター:みるめ)