青のディバイドに侵攻した天使たちの攻勢は、一見、有利な状況に見えた天使たちの撤退という形で幕を閉じる。
その撤退の引き金となる神託をもたらした使者───それがティルイーザであった。
「来るべき新時代に備えよ」
重大な神託を告げるメッセンジャーでもあり、師団を率いる将でもあるティルイーザは、その御言葉の下に軍勢を再編し、増強する。
志を一つとし、強大な力の奔流として統率された彼女の師団に敵は無い───。
至純なる聖廟
悪意も邪気もない、純然たる光に満ちた汚れなき聖域。
枢機院が伝える神王の御言葉に、全幅の信頼と忠誠を誓うティルイーザは、優れたる伝達の力を用い、この聖域の清き水面が全てを映し出すかのように、戦士たちの力を反射・投影し、無双の勇士たちを作り出す。
その圧倒的な力の前に立つ、敵兵士たちの立場には同情を禁じえない。