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ディバイドバトル 北海道エリア大会・レポート


2022年6月3日発売のブースター5弾「蒼き鳥は飛翔し、黒き豹は咆哮す」に加え、

7月1日に発売したタイアップブースター 「鬼滅の刃」が加わり、真夏の暑さに負けない熱い戦いが予想される、北の大地。

朝からの雨天も気にならないほどの熱い想いとともに参加者60程が集まり、第五回ビルディバイドTCG大型公式大会(ディバイドバトル 1stセッション)札幌会場で開催された。



前回大会から新たなカードが加わりどのような変革を起こしたのか、まずはデータからみていこう。





予選・デッキ分布



今回大会で一番人気となったのは「命運の遊技場」、使用率も21%と高く、大会常連のテリトリーと言ってもよいだろう。

次点で「火竜のアギト」、新顔の「奪略の聖骸 サルワスール」と続いている。

特に「奪略の聖骸 サルワスール」の注目度はかなりのもので、「命運の遊技場」の隆盛や、関西大会ではあまり見かけなかった「地下武装庫 アーセナルフォート」の再浮上など、

この異形のアサルトテリトリーが今大会のメタゲームの中心であったであろうことは想像に難くない。

またタイアップブースターが発売されたことで強化された「鬼滅の刃」のテリトリーも、「ヒノカミ神楽」を筆頭にちらほらと見受けられ、どのテリトリーにも期待できる幕開けとなった。

では次に、【名称ルール】カードを除いた各色の新カード使用率を見ていこう。





最新弾カード使用率ランキング【色別】



黒の上位に入っているカードは‘‘墓地‘‘を意識したカードがランクインしている印象。

特に「無邪気な簒奪者 エリーザ」は強力で条件を満たせば除去+大型デコイとなり、状況を一変させる魅力的なカードだ。

コマンドでは意外にも、極限状態での奇襲が強烈なヒット減少コマンド「纏わる亡者」の使用率が高かった。



青は手札調整ユニットの新顔、「スウェットワーカー イメルダ」がトップであり、デッキの安定性はもちろんのこと「地下武装庫 アーセナルフォート」との相性もよい。

超強力な全体ダメージを持つ「鬼滅の刃」の炭治郎デッキの切り札、「隙の糸 竈門炭治郎」も2位につけている。

コマンドについては圧倒的大差で「絶龍技・八咫烏」がトップとなり、青待望のリムーブとダメージ効率の良さも相まって、今後の定番カードとなりそうだ。



白のカードは「奪略の聖骸 サルワスール」と相性の良い「壮麗なる使徒 ニケルティ」やタイアップブースターから「“霹靂一閃・六連” 我妻善逸」が軒並みランクイン。

特に「“霹靂一閃・六連” 我妻善逸」はどのタイミングで使っても一線級で「奪略の聖骸 サルワスール」にも採用されるパターンすら見受けられた程だ。

コマンドでは強烈なメタ効果と汎用的なユニット強化を併せ持つ「魂の価値」、次いで打ち消しコマンドの「ブレスド・パルウェイブ」という結果になった。



最後は赤。ユニットでは非バスターユニットで高いパワーを達成できる「石頭 竈門炭治郎」に続き、「“狂い裂き” 嘴平伊之助」とタイアップブースターのカードが上位を占めた。

コマンドについては自軍のユニットを守る以外にも、登場時効果を再度使用できる超優秀カード「不可侵の穴蔵」がランクイン。

4コストで使ってもまずまず強いが、エナジー1枚でプレイできる代替コストを持っていることがとにかく強力で、これもまた今後よく見るカードとなることだろう。



<上位8名の使用デッキ>

やぎ〔etSwp9P44w〕

ケシコ〔Re2Mp9dMwy〕

カップ・メン〔RTAV1GqaqA〕

37.4℃〔nbLaGwtnzE〕

ジョニー〔B18WpQNrS1〕

あーる〔ILS7GA75Dj〕

池粕〔ejrSt8KHGd〕

jov〔fAPsGjaSN7〕



デッキコードはこちらから





そして決勝トーナメントへ



無数のテリトリー、無敵のエースのひしめく激戦の中、予選リーグ勝ち進んだ猛者が彼らだ。

使用率1位の遊技場、そして注目株であったサルワスールが複数名を決勝トーナメントに送り込んだ。



【決勝トーナメント1回戦】

1回戦で注目したのは、1回戦で注目したのは、あーるさん(遊技場)vsカップ・メンさん(灼熱の間欠泉)

実は今大会、「灼熱の間欠泉」を使用していたのは1名であったものの、一度でも「遊技場」を外せばそのまま蹂躙してしまう爆発力と継戦力は驚異そのもの。

瞬く間にエナジーを蓄え、怒涛の勢いで攻めてくるベルティガ達の猛攻をブルーム側がどう受け切るかが勝敗を分けそうだ。

「間欠泉」の力で大型ユニットを展開するカップ・メンさんに対し、3色ならではの「痛み分け」や除去の連打でなんとかいなし、

「TX‐11重護爪駆ルルベラ」と「穿孔強襲 フリーダ」で打ち勝ったのは遊技場のあーるさんであった。



【決勝トーナメント2回戦】

2回戦目で筆者が目にしていた試合は、jovさん(サルワスール)vs37.4℃さん(火竜のアギト)の大型ユニット対決だ。

どちらも6コストのテリトリーということもあり序盤はゆっくりした始まりかと思っていた矢先、早くも37.4℃さんが動き出した。

「野蛮な晩餐」を使い6コストまで一直線という強力ムーブ、サルワスールよりも早く、かつ巨大な「猛焔竜 グラナディガ」が襲いかかる。

負けじとサルワスールも巨大化していくものの巨竜の牙は止まらず、巨獣対決は意気衝天の勢いで駆け抜けた37.4℃さんの勝利。





最後にー



……という所で、ディバイドバトル北海道エリア大会のレポートは終了。



今回の大型大会でも、大勢の方々に集まって頂けたことに嬉しい感じ、白熱した試合を繰り広げてくれた事に感謝しかない。

またサイドイベントでは、その場で購入した1パックで対戦出来てしまう「ラピッドファイア」や「タッグバトル」などサイドイベントでも歓喜、喝采が上がる様子に筆者は感動していた。

イベント自体が参加者の方を含め、全ての人の力で成り立っていることを忘れずにいたいと感じる大会だった。

次回もまた、素晴らしい!と言いたくなるようなイベントの企画・運営を、公式サイドには引き続き期待していこう。

『レディ・ビルドディバイド!』



(イベントレポーター:みるめ)