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ディバイドバトル 九州エリア大会・レポート


夏を知らせる7月30日、台風予想も寄せつけないプレイヤーの熱さが快晴を呼び、参加者約90名が第六回ビルディバイドTCG大型公式大会(ディバイドバトル 1stセッション)福岡会場に集まった。



まだ熱が冷めやらぬ北海道エリア大会からの短期間での開催、南の地ではどのような変革が起きたのか、まずはデータから見ていこう。





予選・デッキ分布



北海道大会と同じく、「命運の遊技場」が多めであるのは変わらないが、蓋を開けてみればなんと「猟奇と倒錯の居城」が使用率No.1となっている。

また各テリトリーの使用率もよりバラけており、確かに観戦中で様々なテリトリーを目にしてはいたものの、この集計結果には驚きであった。

それでは各色の【名称ルール】カードを除いた最新カード群の使用率を見てみよう。





最新弾カード使用率ランキング【色別】



黒から見ていこう。タイアップブースター「鬼滅の刃」のカードがランキングを多く占めており、同率3位には「上弦の参 猗窩座」も入ってきている。

コマンドは北海道大会と全く違うラインナップなのが非常に興味深い。



続いて青、ユニットでは前回大会よりも使用率を伸ばした「挫けぬ心」の2テリトリー双方で使われる「隙の糸 竈門炭治郎」が「スウェットワーカー イメルダ」を上回る結果となった。

コマンドについては相変わらず「絶龍技・八咫烏」がトップを維持しているが、「鬼滅の刃」デッキの増加に伴い、「拾壱ノ型 凪」なども見受けられた。



白のカードは先週と同じラインナップとなり、「奪略の聖骸 サルワスール」と相性の高いカードがランクインしている印象だ。

その中でも「魂の価値」は採用率を大きく伸ばしており、このカードのために7~10枚ほど白いカードを入れ、3色目としているプレイヤーもいたほどである。



最後は赤のカード。「撃装竜峰 ブラキベルク」で採用率が高かった「猛進の炎剣 オルダ」が僅差でトップに。

コマンドについてはエナジーゾーン関連の2枚に加え、上記のメリッサデッキで使われている「メテオ・ストライク」が滑り込んできた形となった。



<上位8名の使用デッキ>

sakasu〔AYkpipzDzH〕

ろあ〔GSZNiBMFxK〕

sleep〔gbKT5ZOfnC〕

さんちゅう〔C1zLQmBsvu〕

影社長〔8k2jcJqhjG〕

まいごいぬ〔GTXb3hzeob〕

KTC|りん〔FvnXMeMjOn〕

もとや〔nSu16G27mc〕





そして決勝トーナメントへ



混戦模様の予選リーグを走り切った猛者たちが彼らだ。

北海道大会とは大きく異なる結果に、正直驚きを隠せない。これがビルディバイドの深淵ということなのだろうか。



【決勝トーナメント1回戦】

1回戦で注目した試合は、sleepさん(大渓谷)vsまいごいぬさん(居城)。

なんとsleepさんは東北エリア大会覇者であり、またも決勝リーグに勝ち上がってきている。対するまいごいぬさんもまた同じく強豪プレイヤー、筆者が目にした限りでは両者予選リーグですでに一度相まみえていたはずだ。

お互いが手の内を知る戦いはsleepさんの「燈火の玉兎 ラビアン」から始まり、瞬く間にテリトリービルドアライズ!!sleepさんが仕掛け、それをコマンドでいなし反撃の機会を狙うまいごいぬさん。

それでも猛烈な勢いで攻めてくる‘‘かわいい‘‘ユニットたちがまいごいぬさんのライフに襲いかかり、残りライフ0…。

まいごいぬさんも最後の差し合いで「死の傀儡師 ダイアナス」を登場させるも押し切れず、sleepさんの勝利となった。



【決勝トーナメント2回戦】

2回戦目で筆者が目にしていた試合は、さんちゅうさん(メギドラグ)vsもとやさん(居城)の光速対決。

メギドラグ側が上手く盤面をコントロールできるかが勝敗を別けるだろうと思考していた矢先、序盤から「天眼銃撃 ナディヤ」と「不意の衝撃」と、筆者の予想を上回る速い展開に。

お互いテリトリーを開放した後、序盤の攻防でのリソース疲弊あったためかやや落ち着いた展開となった。

緩やかな展開となれば引き出しの多い3色デッキのさんちゅうさんに有利であったのか、結果はさんちゅうさんに軍配が上がった。





最後に



……という所で、ディバイドバトル九州エリア大会のレポートは終了。



今大会も多くの方に参加していただけたこと、真摯にビルディバイトに向き合ってくれたことを誇りに思う。

初参戦の方も多く参戦してくれたようで、ぜひまだ参戦してない方も信じるエース、テリトリーを使って参加してくれたら嬉しい。

この戦いでディバイドバトル1stセッション予選も、残すはファイナル前日の2022年9月10日に開催されるプレファイナルのみとなった。

そして2022年9月11日、ファイナルでの熱き戦いが待っている。

また大勢での『レディ・ビルドディバイド!』という声が響き渡る大会が待ち遠しい。それでは良きビルディバイドライフを!!

『レディ・ビルドディバイド!』



(イベントレポーター:みるめ)